
お客様は化粧品の製造工場。ボトル容器の充填ラインにおいて、製品が同形同色の似通った物が多いため、目視での検品作業に不安を抱えておられました。そうした管理体制の中で他工場にて異品種が混入した為、同工場でも異品種混入防止対策を検討することとなりました。
尚且つ、機械化するにも既存スペースが狭いことから、設置スペースが確保できずに悩んでおられました。
| 検査カメラを導入した異品種混入防止システムの提案 |
また、生産能力を維持するために、生産ラインを止めることなく、商品を搬送しながらの全周検査が必要なことから、高精度のカメラを4台設置することでラインを止めることのない全周検査を可能にしました。
| 従来、目視作業で行っていた検査をカメラで識別させることで、省人化はもちろんのこと、検査精度を向上させることで異品種の混入を防止し、品質の向上ならびに安定化に貢献しました。
また設置スペースの問題も、既存のウェイトチェッカーの直上に検査カメラを設置することで、既設のラインを移動することなく新規システムの導入を可能にしました。 |
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今回の導入により、人件費の削減はもちろん、異品種混入が無くなったことで、品質の向上ならびに安定化を実現し、たいへん満足していただきました。
今後のテーマとして、更なる品質向上を目的とした、ロットNo.等の印字検査の提案ならびに、今後ますます多品種小ロット化が進むと見られる化粧品業界の将来を見据えたフレキシブルな生産ラインのご提案をさせていただいております。

ボトル異品種混入防止システムの導入
コンベア輸送ラインおよびインケーサーの構築
パレタイザーおよびコンベアの構築
コンベアラインの構築
パレタイズ・デパレタイズラインの構築
物流支援システムの導入
プラスチックケースの採用およびパスボックスの導入
包装ラインの増設
インクジェットプリンターの導入
検査カメラの導入
容器アンケーサーの導入
不良品再利用搬送ラインの構築
リターナブルケースクリーン化システムの構築
包装資材リデュースシステムの構築
リサイクルパレットシステムの導入
屋外コンベアライン及びソーターラインの構築
食品物流センターの新設構築
自動緩衝材レスシステムの導入
パウチ入り食品製造ラインの自動化
部品および完成品搬送の無人化